アップルウォッチはサーフィンで使えます。50m防水に対応しており、サーフログアプリ「Dawn Patrol」で波の本数・パドリング量・ライディング時間を記録できます。セルラーモデルであれば万が一の際の緊急通話も可能です。

「サーフィンの記録をちゃんと残したい」「海での万が一に備えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。Beach Access編集部では、サーフィン歴20年のヒガシーサー監修のもと、アップルウォッチをサーフィンで実際に使った経験をもとに、メリット・デメリットを正直にまとめました。

アップルウォッチとサーフィンの相性:基本スペックを確認

アップルウォッチは50m防水(5ATM相当)に対応しており、通常のサーフィンで使用する分には十分な耐水性能を備えています。

applewatchを装着しながらサーフィンしている画像

ただし「防水」と「耐海水性」は異なります。海水・塩分・砂は淡水よりも素材に影響しやすく、使用後のケアが必要です。また、Apple WatchはWorld Surf League(WSL)の公式ウェアラブル機器にも採用されており、サーフィンとの親和性の高さを裏付ける一つの事実として知られています。

情報ソース:World Surf League 公式発表

セルラーモデルとGPSモデルの違い

セルラーモデルはiPhoneなしで通話・通信が可能です。サーフィン中はiPhoneを持ち込めないため、緊急通信を重視するならセルラーモデルが現実的な選択肢になります。GPSモデルはiPhoneとの接続が前提のため、単体での通話はできません。この違いは、後述するデメリットにも関わってきます。

サーフィンでのアップルウォッチ活用法:実際に使って便利だった機能

applewatchを装着してサーフィンのパドリングをしている画像

実際にアップルウォッチをサーフィンで使って最も便利だと感じるのは、サーフログアプリ「Dawn Patrol」との連携です。パドリング量・波に乗った本数・ライディング時間といったデータをセッション単位で記録でき、自分のサーフィンを数字で振り返ることができます。

Dawn Patrolでサーフログを記録する

Dawn PatrolはApple Watch対応のサーフィン専用アプリです。波に乗った回数・パドリング距離・最高スピードなどをGPSと加速度センサーで自動記録します。「今日は何本乗れたか」「先週と比べてパドリング量はどうか」といった振り返りができるため、上達を実感しやすくなります。セッション後にデータを確認する時間も、サーフィンの楽しみの一つになるでしょう。

消費カロリー・心拍数の健康管理

ワークアウト機能では消費カロリーと心拍数が自動記録されます。サーフィンは見た目以上にハードな運動です。データを蓄積することで、自分の体力レベルや疲労度を客観的に把握できます。

波情報・タイドグラフの確認

SurflineなどApple Watch対応のアプリを使えば、入水前に腕で波のコンディションや潮位を確認できます。スマートフォンを取り出さずに素早く状況を把握できる点は実用的です。

アップルウォッチをサーフィンで使うデメリット・注意点

アップルウォッチはサーフィンとの相性が良い反面、知っておくべき注意点もあります。特に「水中モード時の制約」は、実際に使ってみて初めて気づく点です。

水中モード中は通話・トランシーバーが使えない

サーフィン中に水中モード(画面ロック)をオンにしていると、通話やWalkie-Talkie(トランシーバー)機能が使えません。緊急時に通話が必要な場合は、一度ロックを解除する操作が必要です。波の中でこの操作を行うのは容易ではないため、事前に操作に慣れておくことをおすすめします。

海水・塩分による劣化リスク

防水性能があっても、海水・塩分・砂への長時間の露出は本体やバンドの劣化を早める可能性があります。サーフィン後は必ず真水でしっかり洗い流し、バンドとケースの隙間も丁寧にケアしましょう。Apple公式も使用後の真水洗浄を推奨しています。

衝撃による故障リスク

防水性能は高くても、故障の可能性はゼロではありません。ボードへの接触や岩場・リーフ付近では、ウォッチ本体に直接ダメージが及ぶことがあります。頑丈な耐衝撃ケース(シリコン素材)の使用を強くおすすめします。精密機器である以上、物理的な保護は必須と考えておきましょう。

バッテリー消費が速くなる

GPSアプリやセルラー通信を常時使用すると、バッテリーの消耗が通常より速くなります。長時間のサーフトリップでは途中で電池が切れる可能性があるため、充電環境を事前に確認しておきましょう。

アップルウォッチ vs サーフィン専用ウォッチ:どちらを選ぶか

アップルウォッチかサーフィン専用ウォッチかの選択は、「サーフログが必要か」「万が一の通話を想定しているか」の2点で判断するのが現実的です。

比較項目 アップルウォッチ サーフィン専用ウォッチ(例:NIXON)
サーフログ記録 ◎ Dawn Patrol等で詳細記録 △ モデルによる
緊急通話 ◎ セルラーモデルのみ × 基本不可
耐衝撃性 △ ケース併用を推奨 ◎ 専用設計で頑丈
タイドグラフ ○ 対応アプリで確認可 ◎ 標準搭載モデルあり
バッテリー持続 △ GPS使用時は短縮 ◎ 数日〜数週間
健康管理機能 ◎ 心拍数・カロリー等 △ 限定的
価格帯 高め(セルラーは特に) 幅広い

「サーフログを詳しく記録して上達に活かしたい」「万が一の緊急通話も備えたい」という方にはアップルウォッチが向いています。一方、「シンプルにタイドと時間だけ確認できれば十分」「とにかく頑丈なものが良い」という方にはサーフィン専用ウォッチの方が合っているかもしれません。

よくある質問

Q. アップルウォッチはサーフィン中に壊れませんか?

50m防水に対応しているため、通常のサーフィンで水没して壊れる可能性は低いです。ただし防水性能が高くても故障の可能性はゼロではありません。耐衝撃ケースの使用と使用後の真水洗浄を習慣にすることをおすすめします。

Q. サーフィン中に通話はできますか?

セルラーモデルであれば通話は可能です。ただし水中モード(画面ロック)をオンにしている間は通話・トランシーバー機能が使えません。緊急時に使うにはロックを解除する必要があるため、操作手順を事前に確認しておくことが重要です。

Q. アップルウォッチのサーフィン向けおすすめアプリは何ですか?

サーフログ記録には「Dawn Patrol」が特におすすめです。パドリング量・波に乗った本数・ライディング時間・最高スピードをセッション単位で自動記録できます。波情報の確認には「Surfline」も便利です。

Q. サーフィン後のアップルウォッチのお手入れ方法は?

サーフィン後は真水でウォッチ全体を洗い流してください。バンドとケースの境目など汚れが溜まりやすい部分も丁寧に洗います。その後やわらかい布で軽く水気を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。

Q. アップルウォッチとNIXONなどのサーフィン専用ウォッチ、どちらがおすすめですか?

「サーフログを詳しく記録したい」「万が一の通話に備えたい(セルラーモデル)」という方にはアップルウォッチが向いています。「シンプルにタイドと時間だけ確認できれば十分」「とにかく頑丈なものが良い」という方にはサーフィン専用ウォッチが合っているかもしれません。サーフィンスタイルや目的に合わせて選ぶことが大切です。

Q. アップルウォッチを海水(塩水)で使っても大丈夫ですか?

短時間の使用であれば防水性能の範囲内です。ただし海水・塩分・砂への長時間の露出は本体やバンドの劣化を早める可能性があります。使用後は必ず真水で洗い流すことを習慣にしてください。

まとめ

applewatchとサーファー、ビーチアクセスのソフトボード

アップルウォッチをサーフィンで使う最大のメリットは、Dawn Patrolを使ったサーフログの記録と、セルラーモデルによる緊急時の通話機能です。自分のサーフィンを数字で振り返りたい方、万が一に備えたい方には特に有用な選択肢です。

一方で、水中モード中の通話制限・海水による劣化・衝撃故障のリスクは把握しておく必要があります。耐衝撃ケースの使用と使用後の真水ケアを習慣にすることで、リスクを大きく軽減できます。「サーフログが必要か」「万が一の通話を想定しているか」の2点を基準に、自分のサーフィンスタイルに合った選択をしてみてください。

監修者

ヒガシーサー

ヒガシーサー

サーフィン歴20年、日本最大級のオンラインサーフィンスクールのアンバサダーを務め、誰でも簡単にサーフィン上達ができるハウツーを紹介。SNS総フォロワーは65,000人以上。

記事を書いた人

Beach Access編集部

Beach Access 編集部

国内外のサーフィンインフルエンサーと連携し、最新のトレンドや技術を追求。ソフトボードの設計・製造に携わる専門家を含む多様なメンバーで構成されており、幅広いユーザーに価値ある情報を提供しています。