ワックス不要のソフトボード特集:Beach Accessのワックスフリーモデル
サーフィンの準備でもっとも面倒な作業のひとつが「ワックス塗り」ではないでしょうか。ボードによく馴染ませるためには何度も塗り重ねる必要があり、衣類や車内を汚すリスクもあります。
そんな手間から解放されるのが「ワックスフリーソフトボード」です。Beach Accessでは、多くのモデルでワックスフリー加工を採用しており、より手軽にサーフィンを楽しめるようになっています。
この記事では、ワックスフリーソフトボードの基本情報から、Beach Accessの各シリーズの特徴、使い方のコツまで詳しく解説します。ワックスの手間を省きながらも、安全で楽しいサーフィン体験を実現するための情報が満載です。
この記事でわかること
- ワックスフリーソフトボードの基本的な仕組み
- Beach Accessのワックスフリーモデルの特徴と選び方
- ワックスフリーボードをより快適に使うためのコツ
- 各シリーズ別のおすすめモデル
ワックスフリーソフトボードとは?

Beach Accessのワックスフリーソフトボードは特殊素材でグリップ力を確保
ワックスフリーソフトボードとは、デッキ面(上面)に特殊な素材や加工を施し、ワックスを塗らなくても比較的滑りにくくなるよう設計されたサーフボードです。通常のサーフボードでは、フットグリップを確保するためにサーフワックスを塗る必要がありますが、ワックスフリーモデルではその手間を軽減できるように工夫されています。
ワックスフリーの仕組み
ワックスフリーソフトボードが滑りにくい仕組みは、主に以下の要素によって実現されています:
- 特殊な表面素材:EVA(エチレン酢酸ビニル)やPE(ポリエチレン)などの滑りにくい素材をデッキ面に使用
- 表面加工:凹凸やエンボス加工を施し、物理的な摩擦を生み出す
- 素材の柔軟性:足の形に合わせて微妙に凹むことで接地面積を増やし、グリップ力を向上
注意点! ワックスフリーとは言っても、「まったくワックスが不要」という意味ではありません。使用状況や好みのグリップ感によっては、従来通りワックスを併用する方もいます。特に下ろしたての新品の状態や競技志向の強いサーファーは、追加のグリップを求めることがあります。
従来のソフトボードとの違い
従来のソフトボードとワックスフリーモデルの主な違いは以下の通りです:
項目 | 従来のソフトボード | ワックスフリーソフトボード |
---|---|---|
表面素材 | 一般的な素材(スムーズな表面が多い) | 特殊なグリップ性素材(EVA/IXPE など) |
表面加工 | 特殊加工なし | 凹凸やエンボス加工 |
準備の手間 | ワックス塗りが必要 | 基本的にすぐ使用可能 |
メンテナンス | 定期的なワックスの剥がし・塗り直し | 基本的な洗浄のみ |
Beach Accessでは、ほとんどのソフトボードモデルでワックスフリー仕様を採用しています。これにより、サーフィン初心者でも手軽に準備して海に入ることができるよう配慮されています。
もっと詳しく: ソフトボードの基本的な構造や種類については、ソフトボード完全ガイドで詳しく解説しています。
ワックスフリーソフトボードのメリットとデメリット

特殊なデッキ素材で適度なグリップ感を実現するワックスフリーソフトボード
ワックスフリーのメリット
ワックスフリーソフトボードには、従来のサーフボードと比較して多くのメリットがあります。
- 準備時間の短縮:ワックスを塗る時間が不要で、すぐにサーフィンを始められる
- 持ち運びの清潔さ:ワックスが衣類や車内を汚す心配がない
- メンテナンスの手軽さ:ワックスの剥がしや塗り直しの手間が省ける
- 環境への配慮:使用するワックスの量を減らせるため、環境負荷の軽減につながる
- コスト削減:サーフワックスの購入費用を節約できる
- 一定したグリップ感:気温によるワックスの硬さ変化に影響されにくい

ワックスフリーのBeach Accessソフトボードで爽快なライディングを楽しむサーファー
ポイント! ワックスフリーボードは旅行やレンタルでの使用に特に適しています。移動中のワックス溶け出しによる汚れを気にせず持ち運べ、現地での準備も簡単です。
ワックスフリーの注意点
一方で、ワックスフリーソフトボードには以下のような注意点もあります:
- 初期のグリップ感:新品の状態では通常のワックス塗布に比べてグリップ感が控えめなことがある
- 好みの調整:ワックスのように好みの厚さや硬さに調整することが難しい
- 競技向け:より強いグリップ力を求める競技志向のサーファーには物足りなく感じられることも
- 経年変化:使用とともに表面の質感が変化することがある(多くの場合、馴染むことでグリップ力は向上)
- 水温・コンディション:特定の水温や海のコンディションでは、追加のグリップが必要になる場合がある
注意点! より強いグリップ力を求める場合や特定のコンディションでは、ワックスフリーボードにも追加でワックスを塗ることができます。その場合は通常よりも薄く塗るのがコツです。詳しくはソフトボード用ワックス 塗り方は?キレイに落とす方法は?の記事をご参照ください。
Beach Accessのワックスフリーテクノロジー
Beach Accessのワックスフリーソフトボードは、独自の素材選定と製造技術により、ワックスなしでも適度なグリップ力を実現しています。
特殊素材と製法
Beach Accessのワックスフリーソフトボードは、以下のような特徴的な素材と製法を採用しています:
- IXPE/EVAフォーム:デッキ面に使用される4mmのIXPE/EVAフォームは、適度な柔らかさと弾力性を持ち、足との接触面で微細な凹みを作ることでグリップ力を生み出します
- 表面テクスチャー:デッキ面には微細な凹凸パターンが施され、物理的な摩擦係数を高めています
- バキュームバッグ技術:HSシリーズでは、デッキ面のIXPE/EVAフォームをバキュームバッグ技術で圧着し、密着性と耐久性を向上させています
Beach Access m-softシリーズの特徴と使い方について詳しく解説
ポイント! Beach Accessのワックスフリーボードは、従来のソフトボードに比べて表面素材の厚みと質感にこだわっています。特にStandardシリーズとHSシリーズでは、エポキシレジンによる補強とIXPE/EVAフォームの組み合わせにより、使い込むほどに足に馴染むように設計されています。
経年変化と馴染み方
Beach Accessのワックスフリーソフトボードは、使用を重ねることでユーザーの足に馴染み、徐々にグリップ感が変化する特性があります。
- 初期状態:新品時はやや滑りやすく感じる場合がありますが、数回の使用で表面に微細な使用痕がつき、グリップ感が向上します
- 使用期間:一般的に5〜10回程度の使用で最適なグリップ状態になることが多いです
- 長期使用:長期間使用しても極端なグリップ力の低下は起こりにくい設計になっていますが、非常に長期間使用した場合は表面が磨耗し、グリップ感が変化することがあります
注意点! ワックスフリーボードでも、特に新品の状態や特別なコンディションでは、軽くワックスを塗ることで理想的なグリップ感を得られることがあります。個人の好みや使用環境に合わせて調整してみてください。
シリーズ別ワックスフリーモデルの特徴
Beach Accessでは、3つの主要シリーズでワックスフリーモデルを展開しています。各シリーズには独自の特性があり、サーファーのニーズに合わせて選択できます。

Beach Access 3シリーズの構造比較 - それぞれ異なるワックスフリー仕様を採用
m-softシリーズ
m-softシリーズは、軽量で初心者向けのエントリーモデルです。ワックスフリー仕様においても、使いやすさと安全性を重視した設計になっています。
- デッキ素材:IXPEフォームを使用し、柔らかく足当たりの良い表面
- グリップ特性:軽量設計のため、足が沈み込みやすく比較的安定したグリップ感
- 経年変化:使用によりやや早く足型がつきやすい特性がある
- おすすめポイント:初心者や子供など、サーフィンを手軽に楽しみたい方に最適

m-softシリーズはワックスフリーデッキで手軽にサーフィンを楽しめる
おすすめ:m-soft 8'0" ワックスフリー
初心者に最適なサイズと浮力を持ち、手軽に波乗りを楽しめるエントリーモデル。詳しくはこちらをご覧ください。
Standardシリーズ
Standardシリーズは、ソフトボードとハードボードの良いところを融合させたシリーズで、ワックスフリー機能も高いレベルで実現しています。
- デッキ素材:4mm IXPE/EVAソフトトップを採用し、耐久性とグリップ性のバランスが良い
- グリップ感:中程度の硬さでバランスの取れたグリップ性能、使い込むほどに馴染む
- おすすめポイント:長く使いたい初心者から中級者まで幅広く対応

Standardシリーズのワックスフリーデッキは使い込むほどに馴染む特性がある
おすすめ:Standard 7'0" ミッドレングス ワックスフリー
バランスの取れたサイズと性能で、初心者から中級者まで長く使える人気モデル。詳しくはこちらをご覧ください。
HSシリーズ
HSシリーズは、デッキ面はソフト、ボトム面はハードという特徴を持つハイブリッドモデルで、パフォーマンス重視のワックスフリー仕様となっています。
- デッキ素材:4mm IXPE/EVAフォームをバキュームバッグ技術で圧着し、優れた耐久性と足馴染みを実現
- 構造特性:多層構造と高密度素材により、ハードボードに近い操作性とワックスフリーの利便性を両立
- グリップ感:やや硬めの表面で正確なフットコントロールが可能、アグレッシブなサーフィンに対応
- おすすめポイント:中級者以上や、性能とメンテナンスの手軽さを両立したい経験者向け

HSシリーズはワックスフリーでありながら高いパフォーマンスを発揮
おすすめ:HS 6'10" クアッドフィッシュ ミッドレングス ワックスフリー
フィッシュ特有の波の上を滑るようなフロー感とワックスフリーの手軽さを両立したモデル。詳しくはこちらをご覧ください。
各シリーズの比較表
各シリーズのワックスフリー仕様について比較しました:
比較項目 | m-softシリーズ | Standardシリーズ | HSシリーズ |
---|---|---|---|
デッキ素材 | IXPEフォーム | 4mm IXPE/EVAフォーム | 4mm IXPE/EVAフォーム(バキュームバッグ技術) |
初期グリップ感 | 標準的 | やや控えめ | やや硬め |
使用後のグリップ変化 | 比較的早く馴染む | 徐々に足型がつきやすい | ゆっくり馴染み、長持ち |
推奨ユーザー | 初心者、子供、カジュアルユーザー | 初心者〜中級者、長く使いたい方 | 中級者〜上級者、パフォーマンス重視の方 |
ワックス併用の必要性 | 基本的に不要、好みで併用も | 新品時は好みで併用することも | アグレッシブなサーフィン時のみ |
ポイント! 各シリーズのワックスフリー性能は、サーフィンスタイルや好みのグリップ感によって感じ方が異なります。初心者であれば特に大きな違いはないかもしれませんが、経験を積むにつれて自分に合ったシリーズが見つかるでしょう。
ワックスフリーソフトボードの使い方とケア
ワックスフリーソフトボードを最大限に活用し、長く使い続けるためのポイントをご紹介します。
初めて使う時の注意点
新品のワックスフリーソフトボードを初めて使用する際は、以下の点に注意すると良いでしょう:
- 表面の確認:使用前にデッキ面に汚れや油分がついていないか確認し、必要に応じて軽く水で洗い流します
- 慣らし運転:最初は表面がやや滑りやすく感じることがあるため、静かな波や浅瀬で感覚をつかむことをおすすめします
- グリップ感の確認:自分の好みのグリップ感と比較して、不足を感じる場合は追加対策を検討しましょう
- 足のポジション:通常のボードよりも正確な足の位置決めを意識すると、より安定したライディングが可能です
注意点! 新品のワックスフリーボードは特に表面が馴染んでいないため、最初の数回は特に丁寧に扱いましょう。無理なマニューバーよりも、基本的なライディングからスタートし、ボードと相性を確認するのがおすすめです。
使用中のグリップ感を高める方法
ワックスフリーボードでも、状況に応じてグリップ感を高める方法があります:
- 洗浄:使用前にデッキ面を真水で軽く洗い流し、付着した砂や塩分を除去することでグリップ力が回復します
- 水かけ:乾いた状態よりも、デッキ面が適度に濡れている方がグリップ力が増す傾向があります
- ワックスの部分使用:必要に応じて、特に足を置く部分のみ薄くワックスを塗布する方法もあります
- トラクションパッド:リアフットエリアにトラクションパッドを貼ることで、より確実なグリップ力を得られます
- デッキパッド:全面に専用のデッキパッドを貼る選択肢もあります(特に上級者向け)

慣れてくると、ワックスフリーボードでもダイナミックなサーフィンが可能
長持ちさせるためのメンテナンス
ワックスフリーソフトボードの性能を長く維持するためのメンテナンス方法です:
- 使用後の洗浄:毎回使用後に真水でボード全体を洗い流し、特にデッキ面の塩分や砂を丁寧に除去します
- 直射日光を避ける:長時間の直射日光はデッキ面の素材を劣化させる原因となります。使用しないときは日陰で保管しましょう
- 適切な保管:ボードカバーを使用し、温度変化の少ない場所で水平に保管することで変形を防ぎます
- 熱源から遠ざける:車内や暖房器具の近くなど高温になる場所での保管は避けてください
- 定期的なチェック:表面の状態を定期的に確認し、著しい劣化や損傷がある場合は早めに対処します
ポイント! ワックスフリーボードはワックスを塗らないため、ボードカバーを使用した保管がとても効果的です。通常のワックス付きボードよりもカバーへの付着も少なく、より清潔に保管できます。
ワックスを併用する場合のポイント
状況や好みによってワックスを併用する場合のポイントです:
- 薄く塗る:通常のボードよりも薄めにワックスを塗り、デッキ面本来のグリップ性も活かします
- 柔らかいワックス:硬すぎないワックスを選び、特に冬場はベースコートなしで直接トップコートを薄く塗るのも効果的です
- 部分的に塗る:全面ではなく、特に足を置く部分のみに塗ることで効率的にグリップ力を高められます
- ワックスの除去:ワックスを使用した後は、次回使用前にきれいに除去することで、デッキ面の劣化を防ぎます
ワックスフリーボードでも必要なのがリーシュコード - 正しい取り付け方のガイド
もっと詳しく: ソフトボードのメンテナンス全般については、【完全ガイド】ソフトボードの耐久性 - 長持ちの秘訣とメンテナンス方法の記事も参考になります。
こんな人におすすめ:ワックスフリーソフトボードの選び方
サーファーの経験レベルや目的に合わせた、Beach Accessのワックスフリーソフトボードの選び方をご紹介します。
初心者向けのワックスフリーモデル
サーフィン初心者の方には、準備の手軽さと安全性を兼ね備えたワックスフリーモデルがおすすめです。
- m-soft 8'0":安定感のある大きさと浮力で、初めてでも波に乗りやすい。軽量なので持ち運びも容易
- Standard 8'0" ハンドル付き:キャリーハンドルで持ち運びが簡単、初心者の入門用として最適なワックスフリーモデル
- m-soft 7'0":小柄な方や、やや操作性を重視したい初心者向けのワックスフリーモデル

初心者でも簡単に準備ができるワックスフリーソフトボードは理想的な入門モデル
ポイント! 初心者の方には、準備の手間を省いてサーフィン自体に集中できるワックスフリーモデルは特におすすめです。特に初めてのサーフィンでは、ワックス塗りの手間を省くことで、より気軽に海に入れます。また、m-softシリーズは軽量で持ち運びも容易なため、初心者向けの選択肢として最適です。
中級者以上の方へのおすすめ
ある程度サーフィンに慣れた方には、パフォーマンスとワックスフリーの利便性を両立したモデルがおすすめです。
- Standard 7'0" ミッドレングス:バランスの取れた性能で、中級者も満足できるワックスフリーモデル
- HS 6'10" クアッドフィッシュ:フィッシュ特有のフロー感とワックスフリーの手軽さを両立
- HS 6'0" ツイン:よりアグレッシブなサーフィンを好む中上級者向けのワックスフリーモデル
- Standard 9'0" ノーズライダー:ロングボードスタイルを楽しみたい方向けのワックスフリーモデル

HSシリーズは経験者でも満足できるパフォーマンスとワックスフリーの利便性を両立
使用環境に合わせた選び方
サーフィンするポイントの波質や気候によっても、おすすめのワックスフリーモデルは異なります。
- 小波ポイント:Standard 8'0" ミニロングやm-soft 8'0"など、浮力のあるモデルがおすすめ
- 中波ポイント:Standard 7'0"やHS 6'10"など、バランスの取れたモデルがおすすめ
- 暑い時期:汗でグリップが落ちやすい夏場は、HSシリーズなど表面がやや硬めのワックスフリーモデルが効果的
- 寒い時期:冬場は特にワックスフリーモデルのメリットが大きい。m-softシリーズは柔らかさが保たれやすい
- 旅行用:ワックスによる汚れを気にせず持ち運べるワックスフリーモデルは旅行に最適(特に航空機での移動時)
注意点! 特に波が大きい日や競技志向の強いサーフィンをする場合、グリップ力の高さを求めるなら、ワックスフリーモデルでも追加でワックスを塗ることを検討してみてください。また、グリップ感は個人の好みによっても大きく異なります。可能であれば実際に触れてみて、自分のスタイルに合ったモデルを選ぶことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
ワックスフリーソフトボードについてよく寄せられる質問にお答えします。
ワックスフリーでも本当に滑らないの?
Beach Accessのワックスフリーソフトボードは、特殊な素材と表面加工により、ワックスなしでも比較的滑りにくく設計されています。ただし、従来のワックス塗布とまったく同じグリップ感ではなく、特に新品時や特定の使用環境では、やや滑りやすく感じる場合もあります。数回の使用で表面が馴染むにつれてグリップ感は向上します。より強いグリップ力を求める場合や、特定のコンディションでは、薄くワックスを併用することも可能です。
デメリットはないの?
ワックスフリーソフトボードにもいくつかの注意点があります。新品時はグリップ感が控えめで、使用に慣れる必要があることもあります。また、競技志向の強いサーファーには物足りないグリップ感を感じる場合も。さらに、ワックスと違って好みの厚さや硬さに調整することは難しく、特定の水温やコンディションでは追加のグリップが必要になることも考えられます。ただ、多くのユーザーにとっては、準備の手軽さやメンテナンスの簡易さというメリットの方が大きいようです。
ワックスを併用しても問題ない?
はい、問題ありません。Beach Accessのワックスフリーソフトボードにもワックスを塗ることができます。特に新品時やより強いグリップ力を求める場合は、通常より薄めにワックスを塗ることで、デッキ面本来のグリップ性と併せて理想的な滑り止め効果を得られます。ただし、ワックスを使用した後は、デッキ面の劣化を防ぐために、使用後にきれいに除去することをおすすめします。詳しい方法は、ソフトボード用ワックス 塗り方は?キレイに落とす方法は?の記事をご参照ください。
経年劣化でグリップ力は落ちる?
長期間の使用により、ワックスフリーデッキ面のグリップ力は若干変化する可能性があります。ただし、Beach Accessのソフトボードは使用とともに足型が形成されて馴染み、多くの場合はグリップ感が向上する傾向にあります。定期的な洗浄と適切なメンテナンスを行うことで、長期間グリップ性能を維持できます。特に紫外線によるダメージを防ぐため、使用しないときは直射日光を避け、ボードカバーを使用することをおすすめします。非常に長期間使用した場合や表面に目立った損傷がある場合は、部分的にワックスを併用することでグリップ力を補うことができます。
濡れると滑りやすくなる?
ワックスフリーデッキは通常、適度に濡れているほうがグリップ力を発揮することが多いですが、水の状態によっては影響を受けることがあります。例えば、油分を含む海水や、非常に冷たい水では一時的にグリップ感に変化が生じる可能性があります。デッキ面の状態に不安を感じる場合は、サーフィン前に真水で軽くすすぎ、余分な水分を払い落としてから使用すると良いでしょう。多くのユーザーからは「適度に濡れた状態のほうがグリップ力が増す」という声も聞かれますが、これは個人の感覚や使用環境によって異なります。
デッキパッドは使える?
はい、Beach Accessのワックスフリーソフトボードにもデッキパッドを貼ることができます。特にリアフット部分にのみトラクションパッドを貼る選択肢は、多くのサーファーに人気です。全面デッキパッドも、特に上級者やより強いグリップ力を求める方にとっては有効なオプションです。デッキパッドを貼る際は、表面を十分に清潔にし、専用の接着剤を使用することをおすすめします。ただし、デッキパッドを貼ると表面素材本来の質感や柔らかさが変わることをご了承ください。また、ワックスフリーソフトボード用に設計された専用デッキパッドを選ぶと、より良い結果が得られることが多いです。
まとめ:あなたに最適なワックスフリーソフトボード
ワックスフリーソフトボードは、サーフィンの準備時間を短縮し、メンテナンスを簡略化できる優れた選択肢です。Beach Accessの各シリーズには、異なる特性を持つワックスフリーモデルが揃っており、経験レベルや使用目的に合わせて選ぶことができます。
シリーズ別の特徴とおすすめポイント

Beach Accessのワックスフリーソフトボードは多様なニーズに対応
- m-softシリーズ:軽量で初心者に最適。手軽さと安全性を重視する方におすすめです。コストパフォーマンスも高く、サーフィン入門に最適です。
- Standardシリーズ:バランスの取れた性能と耐久性を持ち、初心者から中級者まで幅広く対応。使い込むほどに足に馴染み、長く使いたい方に最適です。
- HSシリーズ:ハードボードに近いパフォーマンスとワックスフリーの利便性を両立。経験者や上達志向の強い方におすすめです。
ワックスフリーを最大限活用するためのポイント

ワックスフリーソフトボードで気軽にサーフィンを楽しむサーファー
ワックスフリーソフトボードを最大限に活用するためのポイントは以下の通りです:
- 使い込む:新品時よりも数回使用した後のほうが、表面が馴染みグリップ力が向上することが多いです
- 適切な洗浄:使用後の真水での洗浄を徹底し、デッキ面の清潔さを保ちましょう
- 直射日光を避ける:使用しないときは日陰で保管し、デッキ素材の劣化を防ぎましょう
- 個人の好みに調整:必要に応じて部分的にワックスを併用するなど、自分に合ったグリップ感を見つけましょう
ポイント! ワックスフリーボードは「ワックスを全く使わない」ということではなく、「ワックスを塗らなくても使用できる」という特性です。自分の好みのグリップ感を見つけ、必要に応じて調整することが最も重要です。状況や好みによって、ワックスを併用したり、デッキパッドを検討したりと、柔軟な使い方を探してみてください。
最終的な選び方のアドバイス
あなたに最適なワックスフリーソフトボードを選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう:
- 経験レベル:初心者ならm-softシリーズ、中級者ならStandardシリーズ、経験者ならHSシリーズが基本的な目安です
- 使用頻度:頻繁に使用する方は耐久性の高いStandardやHSシリーズがおすすめです
- 求める性能:安定性重視ならm-softやStandardの長めのモデル、操作性重視ならHSシリーズを検討してください
- 予算:コスト効率を考えるなら、m-softシリーズが入門に最適です
- 体格:体重や身長に合わせて適切なサイズを選ぶことが重要です

経験者にはHSシリーズのワックスフリーモデルが高性能で人気
Beach Accessのワックスフリーソフトボードは、準備の手間を省きながらも質の高いサーフィン体験を提供します。サーフィンの本質である「波に乗る楽しさ」に集中するために、自分に最適なワックスフリーモデルを見つけて、より手軽にサーフィンライフを楽しみましょう。
ワックスフリーソフトボード商品一覧をチェック
Beach Accessの豊富なワックスフリーソフトボードラインナップから、あなたにぴったりの一枚を見つけてください。
監修者

ヒガシーサー
サーフィン歴20年、オンラインサーフィンスクール「Corrective Surf'n' Fitness」のアンバサダーを務め、誰でも簡単にサーフィン上達ができるハウツーを紹介。SNS総フォロワーは65,000人以上。