サーフィン用ウェットスーツの基礎知識から選び方、メンテナンス方法まで徹底解説。このガイドを読めば、あなたに最適なウェットスーツが見つかります。

この記事でわかること

  • サーフィン用ウェットスーツの基本知識と種類
  • 自分に合ったウェットスーツの選び方
  • 正確なサイズの測り方と体型別アドバイス
  • ウェットスーツの着方・脱ぎ方とメンテナンス方法
  • 季節や水温に合わせたウェットスーツの選択方法

ウェットスーツとは?基本知識と役割

ウェットスーツ着用サーフィン

ウェットスーツは体温維持だけでなく、保護機能も兼ね備えています

ウェットスーツは、水中での体温低下を防ぐために設計された特殊な衣類です。主に発泡ネオプレン素材でできており、水の侵入を最小限に抑えながら、体と素材の間に入った薄い水の層を体温で温め、保温効果を発揮します。サーフィンでは、波や海底からの衝撃を和らげる保護機能も担っています。

ポイント! ウェットスーツの「ウェット」は、少量の水が中に入ることを意味します。これは欠点ではなく、この薄い水の層が体温で温められ断熱材の役割を果たします。完全に水を通さないタイプは「ドライスーツ」と呼ばれ、主に冬季のダイビングなどで使用されます。

ウェットスーツの主な役割

  • 保温性:水温が体温より低い環境での体温維持
  • 保護性:サンゴや岩、サーフボードなどからの擦り傷や衝撃を軽減
  • 紫外線カット:長時間の海での活動による日焼けを防止
  • 浮力補助:ネオプレン素材による若干の浮力補助効果

サーフィンにおいてウェットスーツは単なる防寒着ではなく、パフォーマンスを向上させるためのギアとしても重要です。適切なウェットスーツを選ぶことで、長時間快適にサーフィンを楽しむことができます。

ウェットスーツについてより詳しく知りたい方は、ウェットスーツの種類と特徴についての詳細解説をご覧ください。

ウェットスーツの種類と特徴


ウェットスーツは季節や用途に応じて選びます

ウェットスーツには様々なタイプがあり、季節や水温、使用目的によって最適なものが異なります。主なタイプとその特徴を見ていきましょう。

フルスーツの特徴と用途

フルスーツは全身(腕と足を含む)をカバーするタイプのウェットスーツです。最も保温性が高く、冷たい水温や冬のサーフィンに適しています。厚さは通常3mm〜5mmの範囲で、水温によって選びます。

ポイント! フルスーツの厚さ表記(例:「3/2mm」)は、胴体部分が3mm、腕や足が2mmという意味です。これは保温性と動きやすさのバランスを取るための工夫です。

スプリングの特徴と用途

スプリング(スプリングスーツ)は長袖または半袖で、足は膝上または膝下までをカバーするタイプです。フルスーツより軽量で動きやすく、春や秋の水温に適しています。厚さは一般的に2mm〜3mmです。

ロングジョン・ショートジョンの特徴と用途

ロングジョンは腕をカバーせず、足は膝下または足首までカバーするベスト型のウェットスーツです。ショートジョンはさらに足の部分も短く、太ももまでをカバーします。どちらも夏の暖かい水温向けで、腕の動きが完全に自由なのが特徴です。

その他のタイプ(タッパー・ベスト等)

タッパーは上半身のみをカバーするジャケットタイプで、ボードショーツと組み合わせて使用します。ベストはさらに腕もカバーしないタイプです。どちらも夏のサーフィンや、他のタイプのウェットスーツとの重ね着用に適しています。

もっと詳しく知りたい方へ: 各タイプの詳細な特徴や選び方については、ウェットスーツの種類と特徴:フルスーツ、スプリング、ロングジョンの違いを徹底解説の記事で詳しく解説しています。

ウェットスーツの選び方:失敗しないための5つのポイント

サーフィンウェットスーツ

初めてのウェットスーツ選びでは、自分の用途に合った機能を重視しましょう

ウェットスーツ選びで失敗しないために、以下の5つのポイントに注目しましょう。これらを意識することで、あなたに最適なウェットスーツが見つかります。

1. 厚さと用途

ウェットスーツの厚さ(mm)は保温性を左右する最も重要な要素です。サーフィンをする季節や地域の水温に合わせて選びましょう。

  • 5/4mm〜6/5mm:水温14℃以下の冬用
  • 4/3mm:水温14℃〜17℃の春・秋用
  • 3/2mm:水温17℃〜21℃の春・秋用
  • 2mm以下:水温21℃以上の夏用

2. 素材と伸縮性

ネオプレンの品質と伸縮性は、着心地とパフォーマンスに大きく影響します。高品質なウェットスーツほど柔軟性があり、動きやすく疲れにくいのが特徴です。

ポイント! 伸縮性は主に「〇WAY(ウェイ)ストレッチ」という表現で示されます。例えば、「4WAYストレッチ」は上下左右全方向に伸びる素材を意味し、最も動きやすいタイプです。初心者には、少なくとも「2WAYストレッチ」以上の伸縮性があるモデルがおすすめです。

3. デザインと機能性

ウェットスーツの縫製方法や開閉システム(チェストジップ、バックジップなど)によって、防水性や着脱のしやすさが変わります。また、首や手首、足首の密閉性も重要なポイントです。

おすすめの縫製タイプ(保温性が高い順):

  1. 液体接着シーム:最も防水性が高い
  2. フラットステッチ&グルー:バランスの良い仕様
  3. フラットステッチ:柔軟で動きやすい
  4. オーバーロックステッチ:エントリーモデルに多い

4. ブランドと価格帯

価格は品質と比例することが多いですが、初心者の場合は最初から最高級モデルを選ぶ必要はありません。使用頻度や今後の継続性を考慮して、適切な価格帯のものを選びましょう。

5. 試着の重要性

可能であれば、必ず試着してから購入してください。ウェットスーツは着用時にぴったりとフィットしていることが重要です。ゆるすぎると水が入りやすくなり、きつすぎると動きを制限するため、適切なサイズ選びが快適性を左右します。

初心者向けアドバイス: サーフィン初心者の方には、より詳しい選び方のポイントをサーフィン初心者が失敗しない!おすすめウェットスーツの選び方完全ガイドで解説しています。ぜひ参考にしてください。

サイズ選びのコツ:正しい採寸方法と体型別アドバイス

ウェットスーツサーフィン

正確な採寸ポイント - 胸囲、腰囲、臀部、身長をしっかり測りましょう

ウェットスーツのサイズ選びは、快適なサーフィン体験のために非常に重要です。適切なサイズを選ぶには、正確な採寸と自分の体型特性を理解することが必要です。

正確な採寸ポイントと方法

ウェットスーツのサイズを決める主な測定ポイントは以下の通りです。メジャーを使って、下着姿で測定しましょう。

  • 身長:まっすぐ立った状態で頭頂から足裏まで
  • 体重:朝の空腹時が理想的
  • 胸囲:両腕を少し上げた状態で、胸の一番膨らんだ部分を水平に
  • 腹囲:ヘソのラインを水平に
  • 臀部:お尻の一番膨らんだ部分を水平に

ポイント! 測定は必ず直立した状態で行いましょう。正確な数値が出ないと、きつすぎたり緩すぎたりするウェットスーツを選んでしまう原因になります。また、最近体重が変動した方は、現在の体型で測定することが重要です。

ウェットスーツの採寸方法を詳しく解説した動画

男性と女性の適切なサイズ選び

一般的に、男性と女性ではウェットスーツのデザインやサイズ体系が異なります。女性用ウェットスーツは、胸や腰、臀部のラインを考慮した専用設計になっています。

性別 サイズ選びのポイント
男性 身長と胸囲を重視。筋肉質な方は、一般的なサイズ表より一回り大きめを検討。
女性 身長と臀部または胸囲を重視。男性用を着る場合は特にヒップサイズに注意。

ウェットスーツの着方・脱ぎ方:基本的な使い方

ウェットスーツを適切に着用することは、快適なサーフィン体験のために重要です。特に初めてウェットスーツを着る方は、正しい着方と脱ぎ方を知っておくと、スムーズに準備ができます。


ウェットスーツを着る際は、下半身から順に着用していくのがポイントです

フルスーツの着方

フルスーツの着方は、初心者の方が最も戸惑うポイントの一つです。正しい手順で着用することで、ウェットスーツを傷めることなく、スムーズに着ることができます。

  1. 足から入れる:まず片足ずつウェットスーツに通します。このとき、爪などでウェットスーツを傷つけないように注意しましょう。
  2. 太ももまで上げる:両足を入れたら、ウェットスーツを太ももまでしっかり引き上げます。
  3. 腰まで上げる:股間部分をフィットさせながら、腰まで引き上げます。
  4. 腕を通す:片腕ずつ袖に通します。このとき、生地を引っ張りすぎないように注意しましょう。
  5. 背中まで上げる:両腕を通したら、肩や背中の部分をしっかりと上げて、体にフィットさせます。
  6. 首元を合わせる:最後に首元を調整し、ファスナーを閉めて完了です。

ポイント! ウェットスーツを着るときは、爪で引っかかないように気をつけましょう。また、生地を無理に引っ張ると破れる原因になるので、少しずつ丁寧に着ることが大切です。

ウェットスーツの脱ぎ方

ウェットスーツの脱ぎ方も着方と同様に重要です。特に濡れた状態のウェットスーツは脱ぎにくいため、正しい手順を知っておくと便利です。

  1. ファスナーを開ける:まずファスナーを全開にします。
  2. 上半身を脱ぐ:肩から腕を抜いて、上半身を腰まで脱ぎます。
  3. 腰から下を脱ぐ:腰から下に向かって、少しずつ引き下ろします。
  4. 足を抜く:最後に足を丁寧に抜きます。このとき、バランスを崩さないように注意しましょう。

着用時の注意点

ウェットスーツを長持ちさせるためには、着用時にいくつか注意点があります。

  • 着る前に体や手に砂がついていないか確認する
  • 爪が長い場合は、事前に切っておく
  • アクセサリー類は外して着用する
  • 無理に引っ張らず、丁寧に着用する
  • 着脱の際は平らな場所で行い、転倒に注意する

ウェットスーツの着方・脱ぎ方や使用時の注意点についてさらに詳しく知りたい方は、初めてのウェットスーツ:着方・脱ぎ方と基本的な使い方をご覧ください。初心者の方向けに、より詳細な手順や便利なコツを紹介しています。

ウェットスーツのメンテナンス方法

ウェットスーツは適切なメンテナンスを行うことで、長く快適に使用することができます。正しい洗い方や保管方法を知っておくことで、ウェットスーツの寿命を伸ばし、パフォーマンスを維持することができます。

ウェットスーツは真水で丁寧に洗い、日陰で干すことが大切です

使用後の洗い方

海から帰ったらすぐに、ウェットスーツを洗いましょう。塩分や砂、汚れを放置すると、生地の劣化や臭いの原因になります。

  1. 真水ですすぐ:まず真水で全体をよくすすぎ、塩分や砂を落とします。
  2. 中性洗剤で洗う:必要に応じて、ウェットスーツ専用洗剤または中性洗剤を薄めたものを使って優しく手洗いします。
  3. すすぎ:洗剤を使った場合は、洗剤が残らないようによくすすぎます。
  4. 水気を切る:軽く水気を絞りますが、強く絞りすぎると生地を傷める原因になりますので注意しましょう。

ポイント! 洗濯機や乾燥機の使用は避けてください。高温や強い遠心力でウェットスーツが傷む可能性があります。また、漂白剤や強い洗剤も生地や接着部分を傷めるため使用しないでください。

乾かし方と保管方法

ウェットスーツを乾かす際は、直射日光を避け、風通しの良い日陰で干すことが重要です。

  • ハンガーで干す:ウェットスーツ用のワイドハンガーを使用し、肩が変形しないようにします。
  • 日陰で干す:直射日光は生地を劣化させるため、必ず日陰で干します。
  • 風通しの良い場所:風通しの良い場所で干すことで、しっかりと乾かすことができます。
  • 完全に乾いてから保管:生地の内側まで完全に乾いてから保管しましょう。

保管する際は、以下の点に注意しましょう:

  • 直射日光や高温多湿を避けた場所で保管
  • 折り目がつかないように、ハンガーにかけるか平らに置く
  • 重いものを上に置かない
  • 長期間使用しない場合でも、定期的に風を通す

ウェットスーツのメンテナンス方法を動画で詳しく解説しています

破れや傷の修理

ウェットスーツに小さな破れや傷ができてしまった場合は、早めに修理することが大切です。放置すると破れが大きくなる可能性があります。

  • 小さな破れや傷:ウェットスーツ用の補修剤やボンドを使って自分で修理できることもあります。
  • 大きな破れや重要な部分の破損:専門の修理業者に依頼することをおすすめします。

ウェットスーツのメンテナンスについて、より詳しい情報はウェットスーツのメンテナンス完全ガイド:長持ちさせる洗い方と保管方法でご確認いただけます。専用洗剤の選び方や、季節ごとの保管のコツなども解説しています。

季節別ウェットスーツの選び方:水温と気温を考慮した最適な厚さ

ウェットスーツは季節や地域によって、適切な厚さや種類が異なります。水温と気温に応じた最適なウェットスーツを選ぶことで、快適にサーフィンを楽しむことができます。


季節や水温に合わせたウェットスーツの選択が快適なサーフィンにつながります

水温別のウェットスーツ選び

ウェットスーツ選びで最も重要なのは水温です。水温に応じた適切な厚さのウェットスーツを選ぶことで、体温を維持し、快適にサーフィンを楽しむことができます。

  • 22℃以上:タッパー(2mm前後)またはベスト、夏場は水着のみでも可能
  • 19〜22℃:スプリング(2/2mm〜3/2mm)
  • 16〜19℃:フルスーツ(3/2mm)
  • 13〜16℃:フルスーツ(4/3mm)
  • 10〜13℃:フルスーツ(5/3mm〜5/4mm)+ ブーツ、グローブ、フード
  • 10℃以下:フルスーツ(6/5mm)+ ブーツ、グローブ、フード

※表記の見方:3/2mmは、胴体部分が3mm、腕や足の部分が2mmの厚さを示しています。

春夏のウェットスーツ選び

春から夏にかけては、水温が上昇するため、薄めのウェットスーツが適しています。動きやすさを重視しつつ、必要な保温性を確保しましょう。

  • 初夏(5〜6月):スプリングスーツ(2/2mm〜3/2mm)が適しています。朝夕や風の強い日は水温が下がることもあるため、フルスーツ(3/2mm)も用意しておくと安心です。
  • 真夏(7〜8月):タッパー(2mm前後)やベスト、または水着のみで十分な場合が多いです。日焼け対策としても、半袖タイプのタッパーが重宝します。

ポイント! 春夏のウェットスーツは動きやすさが重要です。特に肩や腕の動きが制限されないよう、フィット感とストレッチ性を重視して選びましょう。

秋冬のウェットスーツ選び

秋から冬にかけては、水温が下がるため、厚めのフルスーツが必要になります。保温性を重視しつつ、適切な厚さを選びましょう。

  • 初秋(9〜10月):フルスーツ(3/2mm)が基本となります。水温の変化が大きい時期なので、状況に応じて調整できるよう準備しておくと良いでしょう。
  • 晩秋〜冬(11〜2月):フルスーツ(4/3mm〜5/3mm)が必要です。地域や水温によっては、ブーツやグローブ、フードなどの防寒アイテムも必要になります。

冬場は特に、以下の点に注意してウェットスーツを選びましょう:

  • シーム(縫い目)の接着方法が「液体接着剤シーム」や「テープドシーム」など、水の侵入を防ぐ構造になっているものを選ぶ
  • 首元、手首、足首の締め付けが適度で、水の侵入を最小限に抑える設計のものを選ぶ
  • 内側に起毛加工や特殊素材を使用した保温性の高いモデルを検討する

季節や水温に応じたウェットスーツの選び方について、詳しくはサーフィン ウェットスーツの季節別選び方完全ガイド:水温から考える最適な選択をご覧ください。地域別の水温データや、季節の変わり目の対策なども解説しています。

ウェットスーツのレイヤリング

寒い時期には、ウェットスーツの下にインナーを着用するレイヤリングも効果的です。特に風の強い日や長時間のサーフィンでは、保温効果を高めることができます。

  • インナーベスト:胸や背中など、体の中心部の保温に効果的です。
  • フルインナー:全身の保温に効果的で、特に水温の低い時期に重宝します。
  • ラッシュガード:薄手のものは摩擦防止に、厚手のものは保温に役立ちます。

ポイント! レイヤリングする際は、ウェットスーツのサイズ選びに注意しましょう。インナーを着用することを前提に、少し余裕のあるサイズを選ぶか、あらかじめ試着の際にインナーを着用して確認することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

ウェットスーツに関するよくある質問とその回答をまとめました。初めてウェットスーツを購入する方や、使用方法に不安がある方はぜひ参考にしてください。

ウェットスーツの寿命はどれくらい?

適切なメンテナンスを行い、丁寧に扱えば、一般的なウェットスーツは2〜3年程度使用できます。使用頻度や保管状態によって異なりますが、以下の点が寿命に影響します。

  • 使用頻度(週に何回使用するか)
  • 使用環境(紫外線の強さ、水質など)
  • メンテナンスの頻度と方法
  • 保管状態
  • 製品の品質

定期的なメンテナンスと適切な保管を心がけることで、ウェットスーツの寿命を延ばすことができます。

ウェットスーツは洗濯機で洗えますか?

いいえ、ウェットスーツを洗濯機で洗うことはおすすめできません。洗濯機の強い水流や遠心力は、ウェットスーツの生地や接着部分を傷める可能性があります。また、乾燥機の使用も避けてください。

ウェットスーツは手洗いが基本です。真水でよくすすいで塩分を落とし、必要に応じてウェットスーツ専用洗剤または中性洗剤を薄めて優しく手洗いしましょう。

ウェットスーツの下に水着は必要ですか?

はい、ウェットスーツの下には基本的に水着を着用することをおすすめします。理由は以下の通りです。

  • 肌とウェットスーツの摩擦を軽減する
  • 汗や皮脂がウェットスーツに直接付着するのを防ぐ
  • 着脱時の便利さ(特に公共の場所での着替え時)
  • ウェットスーツの清潔さを保つ

水着の選択は、動きやすさと快適さを重視しましょう。ウェットスーツの下に着用するため、装飾や厚手の素材は避け、シンプルなデザインのものが適しています。

ウェットスーツでのトイレはどうすればいい?

ウェットスーツを着用している時のトイレは、特に初心者の方が悩むポイントです。以下の方法があります。

  • 事前に済ませる:サーフィン前に済ませておくのが基本です。
  • 上半身を脱ぐ:フルスーツの場合、上半身を脱いで腰まで下げれば対応できることもあります。
  • 専用のジッパー付きモデル:一部のウェットスーツには、トイレ用のジッパーが付いているモデルもあります。

長時間のサーフィンを予定している場合は、トイレ対応のしやすさも考慮してウェットスーツを選ぶと良いでしょう。

ウェットスーツの修理は自分でできますか?

小さな傷や破れであれば、ウェットスーツ用の修理キットを使って自分で修理することも可能です。しかし、大きな破れや重要な部分(シーム部分など)の破損は、専門の修理業者に依頼することをおすすめします。

自分で修理する場合は、以下の点に注意しましょう:

  • 修理箇所を完全に乾かし、清潔にする
  • 説明書に従って適切に接着剤や補修材を使用する
  • 修理後は十分に乾燥させてから使用する

ポイント! 破れや傷は小さいうちに修理することが大切です。放置すると破れが大きくなり、修理が困難になる場合があります。定期的にウェットスーツをチェックし、異常があれば早めに対処しましょう。

まとめ:あなたに最適なウェットスーツ選び

ウェットスーツ選びは、サーフィンの快適さを左右する重要な要素です。この記事を通して、ウェットスーツの基礎知識から選び方、メンテナンス方法まで理解していただけたでしょうか。

ウェットスーツ選びで特に覚えておきたい重要なポイントをもう一度おさらいしましょう:

  • 用途に合った種類を選ぶ:フルスーツ、スプリング、タッパーなど、季節や水温に適したタイプを選びましょう。
  • 適切な厚さを選ぶ:水温に合わせた厚さを選ぶことで、保温性と動きやすさのバランスを取ることができます。
  • 正確なサイズを選ぶ:体型に合ったサイズを選び、試着して動きやすさを確認することが重要です。
  • 適切なメンテナンス:使用後の洗浄と正しい干し方、保管方法を守ることで長く使うことができます。
  • 季節に応じた選択:春夏は動きやすさを、秋冬は保温性を重視した選択をしましょう。

初めてウェットスーツを購入する方は特に不安が多いかもしれませんが、この記事の情報を参考に、ぜひご自身に合ったウェットスーツを見つけてください。適切なウェットスーツがあれば、一年を通してサーフィンを楽しむことができます。

記事を書いた人

Beach Access編集部

Beach Access 編集部

国内外のサーフィンインフルエンサーと連携し、最新のトレンドや技術を追求。ウェットスーツの選び方や使用方法について、初心者から経験者まで役立つ情報を提供しています。

監修者

ヒガシーサー

ヒガシーサー

サーフィン歴20年、オンラインサーフィンスクール「Corrective Surf'n' Fitness」のアンバサダーを務め、誰でも簡単にサーフィン上達ができるハウツーを紹介。ウェットスーツの選び方や使用方法についても豊富な経験と知識を持ち、初心者向けのアドバイスを提供しています。

Beach Accessの環境保護への取り組み

Beach Accessは、主な活動場所である海や自然の保全活動への貢献を目的に、2021年12月より、売上の1%を"1% for the Planet"を通じて環境保護団体に寄付しています。美しい海を次世代に残すため、私たちは持続可能なものづくりと環境保全に取り組んでいます。