【徹底解説】サーフィン初心者でもできるアップスダウンのコツと練習方法!
サーフィンの波に乗っても失速して横に走れない。波がすぐに崩れてしまい次のセクションに進めない。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、サーフィン初心者でもできるアップスダウンのコツと練習方法を徹底解説します。
この記事を読めば、アップスダウンの基本的な動きから、練習方法、よくある質問まで、アップスダウンに関する全てをマスターすることができます。
1. サーフィンでアップスダウンとは?
サーフィンのアップスダウンとは、波のパワーを使って、ライディングのスピードをつける動作のことです。
日本の小波では、緑のゾーン(ハイライン)を使ってアップスダウンを行い波を横に走り抜けていくシチュエーションが多いため重要なテクニックの一つです。
オレンジのゾーンは、波のボトムのパワーゾーンとなります。この部分は通常アップスダウンで使われることはありません。
では以下に一つずつ解説していきます。
1.1 アップスダウンの意味とメリット
アップスダウンは波のハイライン上でサーフボードを細かく上下に動かすことで加速していきます。
ちなみに、アップスダウンという名称は日本独自の言い方になります。ダックダイブをドルフィンスルーと呼ぶようなものですね。
アップスダウンをサーフィン中に行うメリットは、パワーのない波でも加速できることです。
波がすぐに崩れてしまいそうな速いセクションで、波に捕まらないように横に走り抜ける時に使います。
また、カットバックやエアリアルなど次のテクニックに繋げるためのスピードを調節する時にも使ったりします。
1.2 アップスダウンと他のターンテクニックの違い
上記の写真の場合は、フェイスのハイラインではなく、波のボトムのパワーゾーンを使ったターンとなります。
アップスダウンは、波のフェイスのもう少し上のラインを使って行うことが多いです。
波のシチュエーションによって使い分ける方法がオススメです。
2. アップスダウンの基本的な動き
サーフィンのアップスダウンは、波のフェイスを上がって下がる動作を繰り返すことです。
2.1 アップスダウンの役割
アップスダウンは波の斜面を上下に上り下りを繰り返すことです。それにより波のパワーが小さい小波コンディションでも横に走っていくことができます。
2.2 アップスダウンの動作
動作としては波のフェイスのハイラインを使って「上がって下がる」を繰り返すだけです。
2.3 アップスダウンのポイント
- フェイスのハイラインを活用する
- ニュートラルポジションを保つ
- 上がる時は両肘を上げる(陸上でジャンプする時と同じ動作)
- 下がる時は前足加重の屈伸運動を行う
上記4点を意識してアップスダウンを行うようにしましょう。
3. 初心者でもできるアップスダウンの練習方法
サーフィンの重要なテクニックの一つでもある「アップスダウン」は、波のシチュエーションによって使える場面と使えない場面があります。
そのため、波のシチュエーションやタイミングに合わせてアップスダウンの加減を調節しなければいけませんが、それはサーフィン経験者でもむずかしいテクニックになります。
海で練習することはむずかしいため、陸上でスケボーなどを活用して練習する方法が効果的です。
3.1 練習にはサーフスケートがオススメ
サーフィンの陸トレには、サーフィン練習用に開発されているサーフスケートがオススメです。
アップスダウンの練習はもちろん、サーフィンのライディング全般の反復練習ができます。
3.2 最初のステップ:ニュートラルポジション
サーフィンのアップスダウンを習得するためには、サーフィンの正しいスタンスとポジションを身につける必要があります。
サーフィンの基本姿勢は、上下左右のどこにでも重心が移動できる「ニュートラルポジション」が理想的です。
アップスダウンを行う時は、骨盤と目線は進行方向に対して、前を向いておく必要があります。
よくある失敗例は、進行方向に対して、骨盤と目線が横向き(カニ歩きのような姿勢)になっていることです。
このようなニュートラルポジションもサーフスケートがあれば反復練習ができるようになります。
3.3 2番目のステップ:波のパワーゾーンを理解する
アップスダウンで加速していくためには、波のパワーゾーンの理解も必要です。
アップスダウンを行う時はフェイスのハイラインを活用します。
このハイラインの位置をキープしながら細かく上下に動かして加速していくとアップスダウンは成功しやすくなります。
3.4 3番目のステップ:横に走るための先行動作を練習する
サーフィンのアップスダウンは、横に走っていくために活用するテクニックです。フェイスのハイラインを細かく上下するためには、先行動作が重要になります。
- フェイスのハイラインを活用する
- ニュートラルポジションを保つ
- 上がる時は両肘を上げる(陸上でジャンプする時と同じ動作)
- 下がる時は前足加重の屈伸運動を行う
このような動作を行うとサーフィンのアップスダウンは成功しやすくなります。
3.5 練習の際の注意点
アップスダウンの練習は、海では非常にむずかしいためサーフスケートを使って行うようにしましょう。
また怪我をしないためにも、ヘルメットやサポーターをしっかり着用して練習するようにしてください。
4. よくある質問
以下にアップスダウンのよくある質問をまとめました。
4.1 アップスダウンがうまくできない原因
アップスダウンがうまくできない原因はいくつかあります。
- フェイスのハイラインを使っていない
- ニュートラルポジションができていない
- 前足加重の屈伸運動ができていない
波のフェイスのハイラインを意識して、ニュートラルポジションでサーフィンをするようにしましょう。
上がる時は両肘を上げる、下がる時は前足加重の屈伸運動を行うことが大切です。
4.2 アップスダウンのコツ
- フェイスのハイラインを使う
- ニュートラルポジションを意識する
- 上がる時は両肘を上げる
- 下がる時は前足加重の屈伸運動を行う
この4つのポイントを意識するとアップスダウンは成功しやすくなります。
4.3 上達するための練習方法
- サーフスケートを活用する
- ニュートラルポジションを意識する
- 反復練習を繰り返す
サーフィンは上達がむずかしいスポーツですが、その理由は海でライディングの反復練習ができないからです。
ということは、反復練習さえ出来れば上達するということなので、サーフスケートを使って陸上で反復練習を行いましょう。
5. まとめ
サーフィンのアップスダウンは
- フェイスのハイラインを使う
- ニュートラルポジションを意識する
- 上がる時は両肘を上げる
- 下がる時は前足加重の屈伸運動を行う
上記の4つを意識すると成功しやすくなります。しかし海でのライディングだけでは反復練習ができないので、陸上でサーフスケートを使って練習しましょう。
この4つのポイントを意識しながらサーフスケートで反復練習すると、あっという間に上達できます。
ぜひ試してみてください。
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